マイクロバイオーム障害について
マイクロバイオーム障害とは
マイクロバイオーム障害とは、マイクロバイオーム疾患、セリアック病、グルテン過敏症、小腸細菌異常増殖(SIBO)を含む、胃腸の機能障害の事を示します。
残念ながら、現在の医学界において、消化器や胃腸、特にマイクロバイオームの重要性はまだまだ認知されておらず、消化器専門医を含む多くの医師は、腸機能障害の根本的な原因を突き止めるのではなく、症状や治療に焦点を当てています。また、マイクロバイオーム障害は、一見消化器系とは無関係に見える頭痛、にきび、疲労、うつ病などの多くの症状をも引き起こすという事も、まだ認識されていません。
私たちは、マイクロバイオームのアンバランスを明らかにし、消化システムに存在する何兆にもおよぶ細菌の健康的なバランスを回復することで、健康を取り戻す事ができます。マイクロバイオームのバランスを保つことで、消化器系の症状が改善されるだけでなく、腸の癒しのパワーにより、エネルギーが増加し、健康的な精神を得ることができます。
マイクロバイオーム障害の症状
マイクロバイオーム障害の原因
様々な原因により、マイクロバイオームはバランスを崩しますが、一般的な原因として下記の薬の乱用により、マイクロバイオームにダメージを与えてしまいます。
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プリバイオティクスの低下→プロバイオティクス低下症
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アスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)
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抗生物質
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胃酸の分泌を抑制するプロトンポンプ阻害剤。
下記のような食物は、悪い細菌を増やし、腸漏れ(傷ついた腸壁から消化されてない食物が逃げてしまう)、さらに炎症を引き起こしてしまいます。
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卵
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大豆
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グルテン
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乳製品
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抗ヒスタミン食品
また逆に、食事は良い細菌の健康にとって重要な役割を果たしているので、マイクロバイオームを育てるために必要な食品を十分に食すことで、マイクロバイオーム障害を防ぐことができます。
マイクロバイオーム障害の検査
まず、マイクロバイオームにおける異常増殖を検査します。その後、食事、ハーブ、サプリメントを用いて治療をします。次に、自律神経応答検査を行い、体が生化学やエネルギーにどのように反応するかを明らかにします。これにより、大便検査ではよく見落とされてしまう酵母や寄生虫を検出することもできるのです。
マイクロバイオーム障害の診断方法
マイクロバイオーム障害の診断方法は、大便検査、腸、脳、炎症マーカーなど、体の全システムとその相互作用を調べることによって診断します。そうすることによって、従来の検査では見逃される事も明らかにすることができるのです。人口範囲で決められた値に基づいて診断するのではなく、個人個人を診断します。症状が長く続いているほど、血液検査では明らかになる可能性は低いと認識して下さい。
*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導させていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!