エピジェネティクス
エピジェネティクスとは
エピジェネティクスとは、根底になるDNA配列は変化をせず、遺伝子の発現において変化(活性または不活性遺伝子)することです。遺伝子は、対になって組み合わされていますが、それを遺伝子型といい、遺伝子型の違いによって異なる形質や特徴のことを表現型といいます。エピジェネティクスとは、遺伝子型の変化を伴わない表現型の変化であり、細胞がどのように遺伝子を読むかによって変化します。
すでに両親から受け継がれた遺伝子障害を持ってるだけでしたら、アルツハイマー病、パーキンソン病、乳がん、糖尿病などの病気になることはありません。しかし、すでに持っている遺伝子障害がエクスプレスされ、スイッチがオンになってしまうと、上記の病気になってしまいます。これをエピジェネティクスといいます。
エピジェネティクスは、髪や肌の色の違い、食べ物の好みの違い、性格の違いなど、私たちをユニークにしています。例えば、一卵性双生児にも関わらず、1人は肥満気味、もう1人はほっそりとした体型であることがあります。これは、まさにエピジェネティクスの影響です。
遺伝子変異
遺伝子変異は、細胞が分化して皮膚細胞、肝臓細胞、脳細胞などとなるように、定期的に自然発生することもあれば、年齢、環境、ライフスタイル、病状などの要因によって影響を受け、癌、精神障害、神経障害、免疫障害を引き起こすこともあります。
また、飢餓のような出生前や出生後の環境要因は、成人後における様々な慢性疾患や行動障害のリスクを高めると言われています。逆に考えると、遺伝子の状態を良くすることで、これらを改善することができるのです。
遺伝子障害が起きる原因
運動
高脂肪の食事
コリン、ビタミンB群、葉酸などの必須栄養素の欠如。
たばこや薬の中毒。
アルコール
有害化学物質
プラスチック容器に含まれるビスフェノールA(BPA)
医薬品
不安やうつ病
ストレス
音声を入れてください
*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導させていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!