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葉酸抗体検査について


葉酸抗体検査とは

葉酸抗体検査とは、採血をし、葉酸(フォレート)が脳に入る能力を評価する検査です。フォレートは、ビタミンであり、多くの組織の正常機能にとって不可欠な物です。 葉酸検査では、フォレートが脳に入る役割をする葉酸受容体α(FRA)の抗体(遮断抗体または結合抗体)を測定します。

葉酸抗体検査とは、葉酸回路の中でも最も重要になる検査の1つです。葉酸遺伝子の1つにある遺伝子がブロックされている場合、活性化葉酸を体内に投与しても葉酸遺伝子が機能するとは限りません。葉酸抗体検査で物質がブロックされている場合、あるいは物質がバインディドされている場合、問題が起きます。発達障害を持つお子さんの特徴として多くに観る問題が、この葉酸抗体のブロックです。そしてうつ病慢性疲労感を持つ場合にこの抗体葉酸の問題が多い事も知りましょう。

葉酸受容体α l 葉酸受容体αの抗体

葉酸受容体αは、葉酸と5-MTHF(葉酸代謝を助ける活性成分)を、組織、特に脳、胎盤、卵巣に輸送する役割を担っています。葉酸受容体αの抗体は、この葉酸と5−MTHFの輸送を減少させる傾向にあり、脳葉酸欠乏症、自閉症スペクトラム障害、低受胎の女性、神経管欠損(NTD)の胎児を身ごもっている方の血液中に検出されています。

葉酸受容体Aの抗体には、葉酸受容体への接近を直接阻害する遮断抗体と、葉酸受容体に影響を与え葉酸が組織内に侵入できなくさせる結合抗体の2タイプがあります。遮断抗体と結合抗体の両方ともが、葉酸の輸送を阻害します。

自閉症 l 葉酸受容体αの抗体

自閉症児の多く、そして自閉症児の両親の約20〜30%は、この葉酸受容体αに対する抗体を有すると言われています。この葉酸受容体αの抗体は、フォレートが脳へ入るのを阻止し、脳葉酸欠乏(CFD)を引き起こす可能性があります。

しかし、葉酸を自閉症児へ投与することで、活性型葉酸代謝産物のレベルを上昇させ、改善へと導くことができます。

自閉症児だけでなく、ADHD、統合失調症、うつ病などを持つ子ども達にも、葉酸受容体の抗体があるのではないかという考えも出てきています。また、神経学的障害のない子供たちにおける抗体の発生率は、約2〜3%ですが、年齢とともに増加する傾向があり、65歳以降には約10〜15%に達すると言われています。

葉酸受容体αの抗体は、胎児または新生児の発育における、様々な病状に関連するため、予防や早期発見が非常に大切です。

葉酸検査について

  • 自閉症または脳葉酸欠乏症を患う子供たちは、遮断抗体か結合抗体、または両方の抗体を持っている場合があります。そのため、この葉酸個体検査では、遮断抗体と結合抗体の両方を検査します。

  • 抗体の検査結果が出るまで、約3週間ほどかかります。

  • 検査の信頼性を高めるため、検査の各ステップにチェック項目を用い、一貫性を維持するために努力しています。結果が不明確である場合は、検査を繰り返すこともあります。

  • 葉酸の抗体は、なんらかの原因により変動することがあります。例えば、牛乳を多く摂取すると抗体レベルが上昇されるとされ、食事から牛乳を排除することで保護が可能です。

  • 葉酸抗体検査のために断食する必要はありません。

  • 葉酸サプリメント(5-MTHF)を服用している場合は、採血48時間前からサプリメントの服用を中止下さい。

  • 採血されたサンプルについては、葉酸抗体検査の購入後にこちらから指示致します。

*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導させていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!


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