副腎疲労検査について
副腎とは
副腎は、 小さなピラミッドのような形をしており、腎臓の上に1つずつあります。副腎は、「ストレス腺」とも呼ばれ、体の中心部から環境の変化やストレスへの対応をしています。ストレスは、自然災害のように外部から生じるものと、不安や心配のように私たちの内部から生じるものの両方がありますが、副腎はどちらのストレスにも対応してくれるのです。
副腎ホルモン
副腎疲労
上記の副腎ホルモンは、エネルギー生産、免疫活動、細胞の維持と修復にいたるまで、体内のあらゆるプロセスに影響を与えており、グルコース、インスリン、炎症、骨や筋肉、気分や集中、スタミナ、性行為、睡眠サイクルの重要な調節因子です。副腎のバランスが保たれている場合は、これらのプロセスに必要な量のホルモンがきちんと生成されます。しかし、副腎がアンバランスになると下記のような症状が発生します。この状態を副腎疲労といい、成人の80%が患うと言われています。
高コルチゾールによる症状
・不眠症
・不安
・糖分欲求
・疲れているが興奮気味
・腹部の脂肪増加
・骨量の低下
低コルチゾールによる症状
・慢性的な疲労
・低エネルギー
・食物と糖分の欲求
・運動能力の低下
・回復力と免疫の低下
高DHEAによる症状
・慢性疲労
・体重減少
・食欲低下
・筋力低下
・皮膚の色素沈着
低DHEAによる症状
・エネルギー低下
・性欲低下
・気分の変動
副腎疲労の治し方と症状10ステップ
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酸素化を改善し、ストレスを発散するために、有酸素運動を行う。可能な限り屋内で行うと良い。
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ストレッチ、深呼吸、ヨガ、ピラティス、ウォーキング、スイミングなどでストレス発散する。
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心身のストレスを和らげるために、1日20分瞑想をする。
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副腎ホルモンを生産するのに必要な補因子である、ビタミンC、ビタミンD3、ビタミンE、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、セレン、ヨウ素を補い、副腎をサポートする。
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例えば絵画、家庭菜園、料理のような、人生を楽しめる活動を増やす。
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副腎のストレス対応力を強化すると言われている、アダプトゲンと呼ばれるハーブを使用する。例えば、アシュワガンダ、マカ、ロディオラ、コルジセプス、シベリア人参。
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1日7−8時間の睡眠を取る。難しい場合は、15分の昼寝を入れる。
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自分の時間を優先し、ストレスホルモンを和らげ、人生を楽しむ。
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副腎疲労検査や睡眠障害脳伝達物質ホルモン検査を行い、隠れているホルモンのアンバランスを明らかにする。
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自分が感じたいように行動する。
コルチゾール唾液ホルモン検査
コルチゾールは、上記でご紹介しました様に、日常生活のストレスへの反応を調整するホルモンであり、そのレベルというのは通常1日を通して変動するものです。コルチゾール唾液ホルモン検査を行い、コルチゾールレベルを把握することによって、副腎疲労であるかを明らかにすることができます。
コルチゾールがアンバランスであると、疲労、高血圧、記憶障害、うつ病、体重増加または減少、炎症、慢性的な病気、痛み、不妊症、風邪などの問題が発生する可能性があります。これらの症状がある方は、コルチゾール唾液ホルモン検査がお勧めです。
検査方法
1.日中の4つの異なる時間帯(朝、昼、夕、夜間)に、体脂肪のコルチゾール値を測定。
2.副腎疲労の症状が現れる前でさえ、コルチゾールが過剰であるのか、または不十分であるのかを特定することができる。
3.わずか3〜5日で結果が出る。
4.詳細なレポート付き。
*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導させていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!