女性更年期障害について
女性更年期障害
女性更年期というのは、女性ホルモンの生産のスイッチがオフになり、閉経を迎えるということだけではなく、女性の繁殖が終わるという進化の過程でもあります。卵巣機能の休止は、女性が「第二の成人期」に入り、今までの感情とは異なる思いや感じ方を再形成する、通常の特徴です。
適切な女性のホルモンバランスは、健康に不可欠です。しかし、女性ホルモンレベルが低下する更年期というのは、ホルモンが1つでも欠乏すると、別のホルモンが過剰になり、下記のようなアンバランスを生じることがあります。
女性ホルモンバランスと症状
高エストロゲン、または低プロゲステロンによる症状
・気分の揺れ
・片頭痛
・腰と太ももの脂肪の増加
低エストロゲン、またはエストロゲンの変動による症状
・ホットフラッシュ(ほてり)
・寝汗
・動悸
・霧がかかったような思考
・記憶低下
・膣の乾燥
低テストステロンによる症状
・骨や筋肉量の低下
・代謝低下
・エネルギーやスタミナ低下
・筋力や運動耐性低下
・性欲の下
低DHEAによる症状
・エネルギー低下
・気分変動
・性欲低下
高コルチゾールによる症状
・不眠
・不安
・砂糖を欲する
・疲れているが興奮気味
・お腹周りの脂肪増加
低コルチゾールによる症状
・低エネルギー
・食べ物と砂糖の欲求
・運動能力低下
・回復力と免疫低下
神経伝達物質のアンバランスによる症状
エストロゲンの低下が、セロトニンの低下をもたらす可能性があるように、ホルモンレベルの変化は、神経伝達物質レベルに影響を与えます。
甲状腺アンバランスによる症状
エストロゲンレベルの変化は、代謝を遅らせ、冷え性になったりと、甲状腺症状につながり、甲状腺機能低下症と診断される可能性があります。
低ビタミンDによる症状
女性更年期障害の管理10のポイント
更年期障害の症状である、女性ホルモンのアンバランス、ほてり、イライラ、困惑というのは、誰もが避けたい症状です。こちらでは、女性ホルモンバランスを整え、良い更年期を迎える10のポイントをご紹介します。
1.ホルモンチェックリストを行い、あなたの女性ホルモンのアンバランスによる症状を明らかにする。
2.女性更年期障害ホルモン検査を受け、隠れているアンバランスを明らかにする。
3.検査結果によりホルモン療法が必要な場合は、合成ホルモン療法よりも安全なバイオアイデンティカルホルモン療法を受ける。
4.ビタミンC、ビタミンB、ビタミンD3 や、ドンクワイ、アストラガラス、アシュワガンダ、マカ、ロディオラのようなハーブを使用し、副腎をサポートする。
5.ホルモン不使用の食品や生活用品を利用し、異種エストロゲンを避ける。保存や加熱には、セラミック製品やガラス製品を使用する。合成ホルモン療法を避ける。
6.ストレッチ、深呼吸、ヨガ、ピラティス、ウォーキング、スイミングなど、できるだけ屋外で運動をしてストレスを発散する。
7.アナボリックホルモン(タンパク質の合成を促進したり、分解を抑制したりして、窒素の蓄積を促進するホルモン)を強化し、筋力、骨、性欲の維持をするために、筋力トレーニングを行う。
8.1日7−8時間の睡眠を取る。難しい場合は、15分の昼寝を入れる。
9.自分の時間を大切にし、ストレスホルモンを和らげ、人生を楽しむ。
10.自分が感じたいように行動する。
*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導されていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!