有機酸検査(OAT検査)について
有機酸検査(OAT検査)とは
有機酸検査(OAT検査)とは、70以上のマーカーを使用して、あなたの健康状態や代謝状態を検査し、腸内酵母や細菌を正確に評価することができる検査です。微生物のレベルが異常に高い場合、行動障害、多動症、運動障害、疲労、免疫機能低下を引き起こしたり、症状を悪化させる可能性があります。また、慢性疾患や神経障害を患っている方の多くは、尿中に異常なレベルの有機酸を排出します。これらの原因には、口腔抗生物質の使用、糖分の多い食事、免疫不全、後天性感染、遺伝的要因が考えられます。
私たちの有機酸検査は、ビタミン、ミネラル、酸化ストレス、神経伝達物質のレベルのマーカーが含まれているだけでなく、慢性疾患に深く関係しているシュウ酸塩のマーカーをも含む、唯一の有機酸検査です。有機酸検査によって、精神障害、自己免疫疾患、ADHD、自閉症、他の慢性的な病気の根本的な原因を明らかにすることができます。
起床後1番、何も飲食される前に10 mL採尿します。採尿の前48時間は、リンゴ、ブドウ(レーズンを含む)、ナシ、クランベリー、それらを含むジュースを避けて下さい。そして、採尿の前12時間は、アラビノガラクタン、エキナセア、霊芝キノコ、リボースのサプリメントを避けて下さい。
有機酸検査(OAT検査)の方法
有機酸検査(OAT検査) l 治療法
この有機酸検査にて異常が発見された場合は、下記のような治療法を行います。
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抗真菌性や抗菌性の製品
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プロバイオティクスのサプリメント
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ビタミン
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酸化防止剤
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食事の変更
そして、これらの治療を行うことで、下記のような効果が期待できます。
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疲労の減少
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腸機能の正常化
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エネルギー増加
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注意力や集中力の向上
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言語能力の向上
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多動性の低下
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腹痛の減少
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睡眠の改善
また、有機酸検査のフォローアップには微生物有機検査をお勧めします。微生物有機酸検査は、特定の異常や微生物のアンバランスを明らかにしたり、治療の効果を評価したりするのに優れています。
有機酸検査(OAT検査)の効果
有機酸検査の効果をご紹介します。
うつ病
オマハ大学統合精神療法フリードマン博士は、自殺願望のある重度のうつ病患者に有機酸検査を行いました。有機酸検査により、低セロトニン値を確認した後、5htp(セロトニンの前駆者)を1日2回100mgを5回摂取始めました。その結果、患者のうつ病そして自殺願望が改善されたと報告しています。
婦人病 l 女性の病気
有機酸検査によって月経前症候群、子宮筋腫、子宮内膜症、慢性尿路感染症、尋常性耳症などの、婦人病や女性に関連する慢性的な問題を、より深く検査することができたという報告があります。典型的な女性ホルモンバランス療法では、効果が現れなかった重度の月経前症候群でさえも、改善できたそうです。有機酸検査で使用される細菌や酵母の代謝、シュウ酸塩、ビタミンB、ビタミンC、ピログルタミン酸のマーカーは、女性の健康問題を検査するにも非常に役立つマーカーであり、婦人病の根本的な原因を明らかにすることができます。
*当チームのチームリーダーは、約10年に渡り日本の医師や栄養療法士にアドバイス、ご指導させていただいております。何でもご相談、ご質問下さい!